🗂️ AI4Kanban

比較

AI4Kanban vs.
GitHub Issues

代替品ではありません。別のボトルネックのための別の道具です。GitHub Issues は共有され、消えず、公開された正式な記録。ai4kanban はプライベートでローカル、エージェントのために作られた作業面。いま実際に何が足を引っ張っているかで選んでください。

AI4Kanban

リポジトリのなかのただの Markdown。エージェントの手元にある高速なローカル下書き板。

GitHub Issues

API の向こうにあるデータベース。共有され公開された正式な記録。

01 · 手短に言うと

GitHub Issues でよくないですか?

よいです。ai4kanban がやることのほとんどは、GitHub Issues に gh CLI か GitHub の MCP サーバーを足せばできます。違うのは、そこに至るコストです。

同じ作業を GitHub Issues でやると、ノイズが増えやり取りが増えトークンが増えレイテンシが上がり、そもそもエージェントに使わせるためのプロンプトも重くなります。ai4kanban は GitHub の広さを手放してローカルの速さを取ります。そしてエージェントを回してひとりで作る人にとって、足りないのはたいてい速さのほうです。

02 · 真っ向比較

AI4Kanban vs. GitHub Issues

14 の観点。 は明確な勝ち、ダッシュはどちらが劣るでもない意図的なトレードオフで、必要なもの次第です。ai4kanban は速度とローカル性の行を取り、GitHub Issues は規模と協働の行を取ります。

保存先
AI4Kanban

リポジトリのなかのただの Markdown、git の中に。

GitHub Issues

API の向こうにある GitHub のデータベース。

オフラインで使えるか
AI4Kanban

使えます。ディスク上のファイルにすぎません。

GitHub Issues

使えません。ネットワークと認証が必要です。

エージェントの読み方
AI4Kanban

ネイティブのファイル操作:Read、Grep、Glob。

GitHub Issues

gh CLI か MCP の往復。

1 回の照会あたりのトークン
AI4Kanban

少ない。grep は一致した行しか返しません。

GitHub Issues

多い。JSON のペイロードとツールスキーマ。

レイテンシ
AI4Kanban

ローカルディスク、事実上ゼロ。

GitHub Issues

呼び出しごとにネットワーク往復。

導入
AI4Kanban

プロンプト 1 つ:スキルファイル 1 枚と小さなスクリプト。

GitHub Issues

アカウント、認証トークン、MCP の設定。

ベンダーロックイン
AI4Kanban

なし。ボードはリポジトリと一緒に移動します。

GitHub Issues

GitHub の上にしか存在しません。

メタデータ
AI4Kanban

意図的に最小限。優先度と工数、ひとりで作る人に必要なのはこれだけ。

GitHub Issues

ラベル、マイルストーン、担当者、プロジェクト。チームを束ねるために。

同時編集
AI4Kanban

なし。2 人が同時に #1894 を作れば ID がぶつかります。

GitHub Issues

ID はサーバーが割り当てるので、チームでも安全。

意思決定の履歴
AI4Kanban

次のタスクを導く判断だけに刈り込まれます。なぜその案を却下したか、何をリリースしたか。だからエージェントは前へ提案し、済んだ作業や死んだ作業をやり直しません。

GitHub Issues

コメント履歴も編集履歴も丸ごと残り、何も落ちません。

作業の締め方
AI4Kanban

項目にチェックが付いたらそのタスクをアーカイブします。

GitHub Issues

紐づいた PR と CI から issue を自動クローズします。

規模が大きいときの検索
AI4Kanban

grep。小さなボードなら速いが、育つと扱いづらい。

GitHub Issues

索引付きの全文検索と保存済みフィルタ。

外部からの貢献
AI4Kanban

できますが、Markdown にコミットする形だけ。気軽に起票する手段はありません。

GitHub Issues

誰でもコミットなしに起票・コメント・リアクションできます。

透明性
AI4Kanban

カードはすべてリポジトリ上に見えたまま。刈り込まれるのは記憶ハブだけです。

GitHub Issues

公開されリンクもできる、オープンソースの既定解。

03 · トレードオフ

それぞれが勝つところ

どちらが一方的に優れているわけではありません。ai4kanban は 1 体のエージェントが速く動くことに、GitHub Issues は大勢が足並みを揃えることに最適化されています。

AI4Kanban

トークンが軽く、待ち時間がない

MCP もネットワークもなし。エージェントはリモート API をページングする代わりに、ローカルの Markdown を grep します。トークンは減り、レイテンシは下がり、作業の途中で認証を更新する必要もありません。

エージェントが実際に使う

エージェントは GitHub Issues を検索したがりません。既定ではファイルシステムのツールに手を伸ばします。Markdown のボードは、エージェントがすでに立っている場所で出迎えます。プロンプトは軽くなり、でっち上げのタスク状態も減ります。

オフラインで、あなたのもの

git のなかのただのファイル。飛行機の中でも動きますし、GitHub が落ちても動きます。SaaS 依存もロックインもなし。リポジトリを clone すればボードごと付いてきます。

提案のためにチューニングされた記憶

次のタスクを導く判断だけを記録します。なぜその案を却下したか、何をリリースしたか、ゴールまでの差はどれだけか。だからエージェントは前へ提案します。済んだ作業をやり直すことも、あなたが潰した案を蒸し返すこともありません。

GitHub Issues

チームのために作られている

サーバー割り当ての ID、安全な同時編集、担当者。ai4kanban にはデータベースがないので、2 人が同時に #1894 を作って衝突しえます。

透明性と到達範囲

公開されリンクもでき、外部の貢献者が起票・コメント・リアクションできます。生の速さより開かれていることが大事なときの正しい住処です。

文脈まるごと、ずっと

ai4kanban はわざと圧縮します。アーカイブしたカードは 1 行に縮みます。GitHub ではすべてのコメント、編集、相互リンクがそのまま残ります。

深い連携

PR からの自動クローズ、コミットへのリンク、プロジェクトボード、ラベル、マイルストーン、そしてサードパーティツールの一大エコシステムと、規模に耐える索引付き検索。

04 · 肝心なところ

エージェントがファイルを好む理由

本当の差は、エージェントが実際に作業したときに現れます。同じことを頼んでみてください。「優先度の高い未完了タスクを探して」。2 つの道筋はほとんど似ていません。

you › agent + GitHub MCP何往復も
優先度の高い未クローズの issue を探して
list_issues(state:open, labels:high)
4.2 KB の JSON — issue 18 件、全フィールド付き
ページング、絞り込み、要約…
認証更新 · レート制限ヘッダ · リトライ
ツール呼び出し数回 · 数 KB の JSON · 毎回ネットワーク
you › agent + ai4kanban1 往復
優先度の高い未完了タスクを探して
grep -rl "Priority: high" docs/kanban/todo
ファイルパスが 3 つ
完了。1 回の呼び出し、ネットワークなし
呼び出し 1 回 · パス数個 · すべてローカル

しかもこれは積み上がります。「次は何をやる?」のたび、アーカイブのたび、ボード点検のたびに、GitHub Issues では往復のコストを払うことになります。そしてモデルは、選べるなら黙ってリモートのツールを避け、ファイルのほうへ手を伸ばします。

05 · 選び方

どちらを使うべき?

こんなときは ai4kanban

  • ひとりで、あるいは気心の知れた少人数で作業している。
  • ターミナルのエージェント越しに作業を進めている。
  • 記録を残すことより、前に進むことを重んじる。
  • ボードを git に置きたい。オフラインで、持ち運べる形で。

こんなときは GitHub Issues

  • 公開の場で作っていて、透明性が大事。
  • 複数人が同時にバックログをいじる。
  • PR/CI のリンク、プロジェクトボード、マイルストーンに頼っている。
  • 外部の貢献者に起票して議論してほしい。
結論

そもそも競合ではありません。GitHub Issues は共有された正式な記録、ai4kanban はエージェントの手元にある高速なローカル下書き板です。ボトルネックが人と人の調整なら GitHub Issues を、エージェントと一緒に出す量なら ai4kanban を使ってください。

ひとりで作る人の多くは両方使っています。GitHub Issues を公開のトラッカーに、ai4kanban を自分のエージェントが毎日触る非公開の作業面に。